下記は、基準であり、各個人の症状の違いは尊重されます。
BPD[ 境界性人格障害 ] の診断基準 ( 米国精神医学会 DSM−W 参照)


対人関係、自己像、感情の不安定および著しい衝動性の広範囲な様式で、成人期早期に始まり、
様々な状況で明らかになる。
以下の内、5つ(またはそれ以上)で示される。

1 現実または想像の中で、見捨てられることを避けようとする固執した努力。
注: 診断基準Dで取り上げられる、自殺行為または自傷行為は含まない。
2 理想化と、こき下ろしとの両極端を揺れ動くことによって、特徴づけられる不安定で激しい対人関係様式。
(splitting【分裂】と呼ばれている。).
3 同一性障害 :著明で持続的な不安定な自己像、または自己感。
4 自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも2つの領域にわたるもの(例 : 浪費、性行為、物質乱用、
無謀な運転、むちゃ食い)。
注: 診断基準Dで取り上げられる、自殺行為または自傷行為は含まない。
5 自殺行為、そぶり、脅し、または自傷行為の繰り返し。
6 顕著な気分反応性による感情不安定性(例 : 通常は2〜3時間持続し、2,3日以上持続することは希で、エピソード
的に起こる強い不快気分、いらいら、不安)。
7 慢性的な空虚感。
8 不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難(例 : しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合い
の喧嘩を繰り返す)。
9 一過性のストレス関連性の妄想様観念または重篤な解離性症状。



 境界性人格障害は、下記の症状との共存型が多い傾向にあります。

 脳の中のセロトニンの不足が原因と言う説もある。
 セロトニンとは、 神経伝達物質で心の平安や幸福感、意欲を感じ保つために重要な働きをする脳内物質です。
  不足すると感情のコントロールや心地よい生活が上手く出来ません。
  幼少の頃の寂しい体験のエピソードなども、脳内セロトニン・レベルに影響があると言われます。

 自分の生きずらさに気がついたら、自分が変わりたいと感じたら
 セラピストとの行動療法・認知療法のWork に一歩ふみ出してみて下さい。
 
 いろいろな症状とが複合しているケースもあります。
 一人で決め付けたり、レッテルを貼ることを止めて、専門家を訪ねてみましょう。

 1 外傷後ストレス障害(PTSD)
 2 気分障害
 3 パニック障害/不安障害
 4 アルコール・薬物依存(境界例人格障害の50%強が依存症の問題を抱えている)
 5 性同一性障害
 6 注意欠陥障害(ADD)
 7 摂食障害
 8 強迫性障害
 9 その他の人格障害


        
          














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